こじんじょうほう

ここでは普通の話しかしません

2022-01-01から1年間の記事一覧

ベイビーシャルウィーご唱和

私事ですが誕生日を迎えたので(よせやい、祝いの品なんていらねえぜ、でもどうしてもって言うなら受け取ってやらんこともない)、その翌日ラーメンを食べに出かけたのだった。 十数年前に住んでいた家の近所にある、その当時足繁く通った…というほどでもな…

健診八景亡者戯

人間ドックの季節がやってきた。 いや、季節性のものなのかどうかはよく知らない。年中やってるものなのかもしれない。が、うちの会社はこの時期に申し込むのが通例になっているというだけの話だ。 もう若くはないし常に万全な健康状態でもないので、人間ド…

滅裂のレッスン

うわさのベーコンという単語を年に一度のペースで検索してしまう発作が、十数年ほど前から続いており、つい最近も、その発作が起きてしまった。 うわさのベーコンとは2000年ごろに発売された小説のタイトルだ。小説のタイトルなので、数多ある他の小説のタイ…

そうだ 今日を、生こう。

三連休が終わろうとしており、足が痛い。明らかに歩きすぎから来る疲労の痛みだ。三日のうち最初の一日はあいにくの雨だったが、あとの二日は天気に恵まれ、私はあちこち出かけていった。 出かけるつもりなんか全然なかった。 自分ではない何者か、より上位…

youthful uselessness

改めて考えると一体あれはなんだったんだろう、と思うことが人生にはある。 通っていた高校の、同じクラスにいた不良たちのことを思い出す。母校は中高一貫の進学校で、男子校だった。そしてクラスの2〜5割(どこまでの「ワル」をボーダーラインに設定するか…

ととのいはとおのいて

身体中いたるところが限界を迎えつつあったので、銭湯へ行くことにしたのだった。 などと書くと、まるで銭湯へ行くのが好きな人みたいな感じがするけれど、実際はそんなこと全然なくて、どちらかといえば苦手なのだ。だったら行かなきゃよさそうなものだが、…

Gimme some magnesium

ゆうべはこむらが来て泊まっていったのだ。 こむらとの付き合いは、なんだかんだで40年近くになる。腐れ縁と言ってしまえばそれまでかもしれない。ベタベタに仲が良いわけでもバチバチに憎しみ合っているわけでもなく、つかず離れずのなあなあな関係性のまま…

フランドン遁走曲

これは時間とともに忘れ去られて然るべき、とある名もない夜の話。 だったらブログで残しちゃだめだろとか思いながら、矛盾した気持ちでこれを書いている。一人で抱え込むには少々滑稽な体験すぎて。 決して眠ることはないと噂されていた首都・大東京からも…

脱・ノンアルコー生活

平日の昼間は在宅仕事でずっと家に立て籠もっていることが多く、ときどき休憩や食事のため外へ出るとはいえ大抵1時間以内には戻らなきゃいけない。18時を過ぎれば自由がきくようになるけど、やん坊だかまー防だかの転機でもあるし、あんまり積極的に夜の街へ…

As.Spicy.As.Possible

これは何ヶ月か前に見た力強い看板。 「インド料理」を大きく書くのは当然としても、「間もなくオープン」を同一のフォントサイズで揃えなかったことが表現にダイナミックなうねりを生み出している。たしかに看板を出した時点で店がオープンするのは自明なの…

凧があがる空の方が団地だよ

テレビからも催事からもご近所付き合いからも離れて生活を送っているので、旧年中はまったく年の瀬感がなく、同様に新年感も全くないままに6連休が終わろうとしている。